外壁工事

夏の厳しい日差しが降り注ぐ中、左官屋さんが下塗り作業を進めています。
下塗りは、仕上げのモルタルをきちんと定着させるために欠かせない工程。
数日間しっかりと乾燥させることで、ひび割れや剥がれを防ぎ、強度のある下地がつくられます。

十分に乾いたところで、いよいよ仕上げのモルタル塗りへ。
事前に下塗りを終えた面に、三人がかりで息を合わせ、手際よく塗り広げていきます。
今回は「テール仕上げ」
コテで塗った面を擦りながら整えることで、陰影のある独特の表情が生まれます。

サイディングのように継ぎ目がないため、外観はすっきりと美しく、高級感のある仕上がりに。
同時に、左官職人ならではの手仕事の跡が、建物に温かみを添えてくれます。
さらに、軒天の杉板とも相性が良く、木の素材感とモルタルの質感が引き立て合うのも魅力です。

こちらが足場が外れた様子です。
うっすらと白がはいり、唯一無二の外観となりました。
