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レザークラフトでトートバックを作りました


ひのき板とレザークラフトのバックの第3弾として
A3の図面を入れることができるバックが欲しかったので、大きめのトートバックを
つくりました。

大きいくて革が少しもったいなかったので、床革といなめし革の厚さを調整するために
漉いた残りの革を使っています。

床革の強度は銀面のある本革の1/3程度しかなく
試作品や裏打ちとして使用するものなのだそうですが
以前買い物バックとして、紙袋にみえる革袋をつくったときに床革を使い
ある程度の強度があることが分かったので、全面に使用することにしました。

床革は特に引張強度がなく、スレにも弱いため、本革を強度部分に使用して
補強することで安く大きなトートを目指しました。

今回はひのき板を底板に使っています。
トートバックは底がしっかりしているとものを入れたときに形が崩れにくいので
底を補強してあることが多いですが、板を使うことで底がしっかりします。

自立することを考えましたが、画板を入れないと自立できないものになりました。
口にファスナーを付けると入れた物が飛び出さなくてよいのですが
あまりファスナーが好きではなく、磁石で口を閉じた後にロールアップして
口を閉じるようにしています。
ものが飛び出さない、雨などが入らない等、利点があります。

例によって、Molleシステムを取り入れてあり、小物入れを取り付けることができます。
前回の鞄と同様に、括り付けて一体化して使用できるようにしてあります。

前回の鞄と合わせて用途の違う鞄が3つできました。
木と革の組み合わせの鞄です。
その他の革細工で作ったものを並べてみました。

作ったものも多くなってきていますが、単に構想として失敗しているものや
修理が必要なものも出てきていて、作り直したい照度に駆られるのですが
そのような時間もなく・・・・。

Molleシステムに取り付けられるポーチもいつになることやらで、
ぼちぼちと作ろうと思っております

時間がかかる、お金がかかるという趣味ですが
建築以外を考えることが自分の頭の休憩になっている気がして
しばらく続けていこうと思っています。


名古屋支店 香田雅紀